クレイジーピンクの育て方

世界の中心で、沼に落ちた

土田拓海というリアコの雷に打たれてしまった女の衝撃

最初にお断りを入れておくが、リアコについて語ってるので気持ち悪いです。とても気持ち悪いです。リアコにご理解ある方のみどうぞ。

ここではあえて「土田拓海」と呼び捨てにさせて欲しい。リアコ記事だからフルネームがキュンとする。普段は呼び捨てしてません、つっちーです。

 

まず、「リアコとはなんぞや」という所から始める。「リアコ」は「リアルな私生活で恋するなら」の略である。ジャニヲタ界隈では「リア恋」と呼ばれている。実際にガチで恋愛感情を抱いてしまった人は「ガチ恋」と呼ばれる。ジャニ界隈ではあまりガチ恋は居ないけど、接触系アイドルやバンドファンには数多く存在する立派なジャンルなのだ。ジャニでは「リア恋枠」というジャンルも存在する。「担当(推し)とは違うけどリアルで恋するならこの人」という枠である。「リアコ」「リア恋」「ガチ恋」とごちゃごちゃするので「リアコ」で統一して書きます。

 

ジャニヲタ一筋の時、「リアコ」という謎のジャンル分けについて、正直言って理解が出来なかった。担当(推し)=リアコではないの?だって担当の顔だけじゃなくて性格やキャラクター、生き様に惚れてるわけだし、それはもうリアコでしょ?そりゃ私生活で万が一恋愛するなら担当に決まってるでしょ?だって担当なんだから!骨の髄まで愛してるんだから!担当の人となりにZOKKON♡LOVEではないの?

大前提として「リアルで恋するなら」って思想は何?相手はアイドルだよ、夢の世界だよ。「リアル」じゃないよ。万が一、億が一、リアルで会えるなら…いやいや会えないわ。自担(推し)と現場で会ったことはあっても、ゆっくり話したことないし。せいぜいファンサされて目が合うだけなのに、リアコって何?顔はタイプじゃないけど、性格は好きってことなのかなぁ…と不思議に思っていた。リアコ枠の話には乗れなかった。リアコ、リアコと騒ぐ友達に、「そんなに好きなら担当に昇格してあげて」と言ったら、「分かってないな〜!担当とリアコは違うの」と返されてしまった。意味不明。リアコも彼氏にしたいのも旦那にしたいのも友達にしたいのも、全部が自担であるA.B.C-Z戸塚祥太だったから。

 

前置きが長くなってしまったが、そんな私が、だ。そんな私がこのような記事を書くということはもうオチは見えている。ここからは土田拓海との出会いから書くので、さらに長くなるから興味ある人だけどうぞ。

 

白鳥麗子でボイメンを知り、地味に茶の間応援をし、ゆーちゃむに目覚めて、本田くんという蕾を芽吹き、先月のリリイベで開花した。ここまで来るのに1年半の月日を費やしているが、非常に失礼な話だが土田拓海だけは認識していなかった。顔も名前も最後に覚えた。リリイベで開花した時ですら彼だけぼんやりしてた。10人もメンバーが居るから、1人1人の特性やキャラクターを習得するのに時間がかかってしまい、「影が薄い」と言われている土田拓海は10人目の男になってしまったのだ。

 

きっかけはボイメンの楽曲をたくさんダウンロードして聴きまくっていた時だった。ド新規の私には誰がどこを歌っているかさっぱり分からなかったが、やけにドキドキする歌声の持ち主がいる。この人の声がたまらなく好き!と思って色々と調べたら、土田拓海だった。

土田拓海…あぁ、いつもいじられてるポンコツキャラか。メンバーカラー紫でナスと呼ばれてるのは関ジャニ村上くんと一緒だし、同じく紫でポンコツなのに歌ったらイケボのジャニーズWESTの濱ちゃんとも被る。喋りを聞いてみると、とても一般人っぽい。ガツガツしたボイメンの中で、普通の人も居るもんだなと思った。ラジオ音源でたまに聞こえる引き笑いも彼だと分かった。成人男性感が強い。

 

が、しかし。たまたまブログを覗いたら、むちゃくちゃ格好良い写真があった。え?土田拓海って格好良くない?え!格好良いんじゃない?と慌てふためいた。よくよく顔を見てみたら、私の大好きな色白美形。黒髪、真面目、誠実、変人、私服ダサいという好きなタイプには該当しないけど?ピアスしてるけど?なんだこの胸のときめきは!!と思っている時に「帆を上げろ!」のCDが届いた。

47都道府県ツアーのDVDを見ていたら、ソフトクリームにかぶりつく土田拓海が居た。え…なんか…エロ…。たった数秒の映像だったが、私の心に潜んでいる「癖(へき)」をくすぐった。繰り返し見ていたら(純粋に気持ち悪い行為)、口元にニキビあることに気付いた。わぁ、成人男性っぽい。こんな色白なのにニキビなんて…と人間らしさに触れた瞬間だった。

 

そこから、土田拓海を目で追うようになった。ポンコツいじられキャラ属性はないけど、彼の場合は可愛く思えてくる。気の効いたことが言えないのも、ニキビあるのも、引き笑いも、器用じゃないのも、全部可愛い。てか顔が綺麗。外見も好き。あれよあれよという間に土田拓海にハマって行った時。ブログに「ボイザニアイベントでは私服で恋人繋ぎします!」と書いてあった。ボイザニア…それはコスプレツーショットイベント。ゆーちゃむは発売日に買ったのだが、土田拓海は完全にノーマークだった。アイドルと恋人繋ぎかぁ、夢みたいな空間だな。ボイザニア大阪は本田くん欠席なので、土田拓海を追加しようとチケットを抑えた(その数分後に売り切れた)

 

そして「帆を上げろ!」オリコンウィークリーチャート発表日、ボイメンは2位だった。ファンクラブ会員に向けた動画には、2位という結果について一人一人コメントを出していた。自宅と思われる所でカメラを固定して撮影している。「嬉しいけど、悔しい」というのがメンバー並びにファンの総意だ。メンバーの顔からもそれが伺えた。9番目だったかな?に土田拓海のコメントがあった。

他のメンバーはカメラを固定してるのに、何故か土田拓海は手持ちだった。もうその時点で愛しさが溢れ出すんだけど、土田拓海劇場は始まったばかり。まずはオリコン2位に対する感謝。これはテンプレ。でも土田拓海は「でもねぇ、俺楽しかったよ!」と個人的な感情を述べた。ニュアンスで申し訳ないのだけど、「色んな所も行けたし、もっとみんなに会いに行きたいし」「俺達の方からありがとうって言わなきゃいけないのに、みんなから言ってもらっちゃって…」と語る彼の目にはうっすら涙が浮かんでるように見えた。涙目でとても感情的に語っていた。まるで「お互いまだ好きなのに別れを選択せざるを得なかった彼氏の最後のメッセージ」を見ているようだった。愛しさとせつなさと心強さと、涙は見せないで信じていたいよ案件である。

 

この姿に私もほろっと来てしまった。え…なんか…しんどい…。戸塚祥太本田剛文に対する「ときめき」とはまた違う何かを感じる。それが何かが分からないが、土田拓海に対しては「好き」とか「かっこいい」もあるけど、「愛おしい」という言葉が一番しっくりくる。このドキドキは何…?もしかして…

 

わゆる俗に言うリアコってやつぅ!?

んなわけないか!

 

と自問自答を繰り返していたらボイザニア当日になった。前日のボイザニア名古屋にて、土田拓海はお酒が苦手だと知った。私と一緒だよ。可愛い、リアコに近付いてるよ。

ボイザニア大阪で私が選択したのは土田拓海の「私服+恋人繋ぎ」だった。よりにもよってリアコ製造機設定。このチケットを選んだ時はリアコとかじゃなくて、「推しメンと恋人繋ぎしたい」という単純なものだった。初接触でリアコ疑惑のあるメンバーにこのツーショットはありえない…と足がすくんでしまった。ゆーちゃむ列に並んでいる時にチラッと土田拓海を見た。あれ?意外といけそう。リアコじゃないな、アイドルだな。大丈夫、大丈夫。そう思っていたけど、それは学ラン衣装を着ていたからだ。私服に着替えた彼の姿を見たら、雷に打たれたかのような電流が走った。

※ボイザニアレポとちょっと被ります。

 

白い服装を身にまとった土田拓海は、リアル王子様だった。「白馬に乗った王子様って実在するんだ…」と息を呑む。王子様は笑顔で「はい」と手を差し伸べる。あ、これは彼氏だ。彼氏設定なんだ。私はこの手と恋人繋ぎをするんだ。そういうイベントだ、これは。時間をかけても仕方ないので、サッと恋人繋ぎする。そして体も密着させる。

 

ドキドキが止まらない。ゆーちゃむで味わった緊張とはまた違うやつ。擬音にすると、ズキューンって感じ。ズキューンって恋に落ちる音じゃない?文字にするのは難しいけど、アイドルと握手するのとは違う何か。初めて彼氏と手を繋いだ時みたいに全身が火照る。体の筋肉が震えてしまって、笑えないし、もう倒れそう。

撮影してから、土田拓海とお話したけど密着していたから距離がありえないくらい近かった。「初めてです。つっちーが好きで好きで…」と言うと、「ほんと?嬉しい!」と少年のような眼差しと笑顔で喜んでくれた。話しの流れで「また来てよ!絶対だよ!ぜっっっっったいだよ!」と詰め寄られた。なんか…甘えられてるみたい。これはアイドルの名を借りた成人男性だ!それかホスト営業だ!

あまりの詰め寄られ具合に(#Д#) アワアワとなり、腰が引けて後ろに反れてしまった。別れ際にハイタッチを求められたが、パニックになってその右手を見つめていた。「あ、ハイタッチね」と適当に手を合わせて、外に飛び出した。私は気付いてしまった。土田拓海は私にとって初めてのリアコだということ。

 

長くなったし、相当気持ち悪い仕上がりなのでアップしようか迷うけど…。私にもようやく「リアコ」と呼べる人が出来たので記念に。読んで頂きありがとうございました。

生粋のジャニヲタがボイメンのツーショット会という魔界に挑むドラマ〜決戦当日〜


生粋のジャニヲタがボイメンのツーショット会という魔界に挑むドラマ〜決定から前日まで〜 - クレイジーピンクの育て方

 

↑前日夜までの様子。

 

ちょっと長いですが、ゆーちゃむとつっちーの様子載せてます。

 

8月12日 AM5:40

4時就寝だったが、咳が止まらなくて目覚めてそのまま吐いてしまう(2回)小さい頃から大きなイベントを迎えると吐いちゃう人間なので、特にびっくりしなかった。9時起床予定だったがそのまま眠れず。

 

冷房と間違えて暖房を付けてしまうアクシデントに見舞われ、出掛ける前から汗かく。出発して最寄り駅に着くと、おそらくボイザニアに参加するであろうお洒落をしている女子達に遭遇。その子達に付いて行ったので、無事に会場に着いた。中に入ると、第3部の受付が始まっている。私が参加するのは4部なので、フォロワーさんと落ち合うことに。

 

先にボイザニアを済ませたフォロワーさんに話を聞く。流れとか、終わった後どうするのかとか。そして2人でタイムラインを見ながら、可愛いだの格好良いだの盛り上がり、最終的には語彙力失って「やばい無理」しか言えなくなる。先月初参戦した西宮リリイベではぼっちだった私が、今日はボイファミさんと笑い合えていることに感無量。

フォロワーさんは3部参戦なので一旦別れて、別の方と会った。1部2部で撮った写真を見せてもらい、「ヒエーーー!!!」とパニック。すごく話しやすい方で面白かった、素敵。またお会いしたい。

 

先程のフォロワーさんと合流し、4部に並ぶ。イベント参加券と免許証、ボイザニア購入時に受け取ったメールを見せる。スクショを見分けるためだろうか?メールはちゃんとスクロールしてチェックがあった。チェックを済ませて、4部ゆーちゃむ(小林豊)の列を探す。既にこの時点で吐きそう。

「小林豊」と書かれた白い紙を発見。そこに並ぶと「どうぞ」とその紙を渡される。え?自分達で持つの?最後尾の人が名前の書かれた紙を持って案内するスタイル。思わず「自分で持つんすか?」と聞いてしまった。そこからそのお方とお話させてもらう。お話していると、ぬるっとメンバーが出てきた。いや、ぬるっと出て来ないでよ、迂闊に死ぬから。4部は「帆を上げろ!」の新衣装(学ランなし)であった。賢ちゃん(平松賢人くん)がマル秘ポーズについて説明してくれた。あ、メンバー自ら説明すんのね。びっくり。

 

そして目線の先にはメンバー8人(水野、本田は欠席)が並ぶ。ねぇ、これさ、仕切りとかないの?オタク同士で生き恥を晒すスタイルなの?ここで何回も言ってるけど、ジャニだったら暴動起こるからね。ゆーちゃむ列は長かったので本人の姿があんまり見えず、隣りのつーじー(辻本達規くん)や、たむたむ(田村侑久くん)の列を見ていた。たむたむがファンに壁ドンをしてたので、「そういうオプションあるの?」と思った。もちろんオプションではなく、たむたむが自主的にやっているもの。たむたむの神対応にはいつも度肝を抜かれる。そんなこんな見ていたら自分の番が来てしまった。

 

ゆーちゃむ、美人!肌綺麗!ツヤツヤピカピカ!目キラキラ!超アイドル!死ぬ!

以下、会話形式でお送りします。

※ゆーちゃむは天使で私には15歳の少女が乗り移っています。

 

ゆ(マル秘ポーズでスタンバイ)

私「あ、す、すみません。ハートで…」

ゆ「は〜い♡」

指が触れる、心臓が口から出そう

私「(笑え、笑え、笑うんだ!笑顔!)」

 

パシャリ

 

ゆ「ありがとね〜♡」

私「あのふぉ、ツーショット初めてでぇ」

ゆ「そうなの〜?」

口元を覆っていた手をギュッと握られる

私「ふぁー!握手も初めてで…」

ゆ「そうなんだ〜!」

手をゆらゆら

ゆ「また来てね〜!バイバイ♡」

 

ぬはっ!!!

何の面白みもない接触だったが、ゆーちゃむが天使過ぎて呼吸をするのを忘れていた。ゆーちゃむ列は長かったから、早回ししているようだった。剥がしも厳しめ。だよね、そうしないと回らないよね。5秒くらいだったが、あのキラキラした目に私しか写っていない現実が尊い。フォロワーさんと合流して、「喉を潤さないと死ぬ」とカフェに行った。

お互いの写真を見せ合い、キャッキャウフフした。写真の私は全然笑えてないし、なんかしゃくれてるし、若干ショックを受けた。ゆーちゃむはニコニコ天使なのに…。

 

コーヒーを飲んで5部へ。myリアコ枠つっちー(土田拓海くん)と「私服+恋人繋ぎ」という、全身の毛穴から何もかも漏らしてしまいそうなハードルの高さ。リアコと恋人繋ぎする勇気。自殺行為とも言える状況にまた吐き気が襲ってきた。緊張して震えてきた。私達が並んだ時にはもうメンバーは出てきたので、遠くから私服を見ることが出来た。個人的にはメガネを掛けて欲しかったが、つっちーはメガネ無し。全体的に白いスタイルだった。よしぴ(吉原雅斗くん)が手塚治虫さんみたいな私服だった、個性的。

 

終わりがけということもあり、土田列は3人しか並んでない。ちょっと待って、待ってくれよ。気持ちを整える時間ないの?急に行くの?いきなり海の淵に立たされて飛び込めって?嘘でしょ?つっちーの私服枠は枯れたはずなのにわずか3人て。すぐに順番が来てしまった。

 

わぁ、格好良い…。背が高い…。細い…。白い。王子様って実在したんだ…。170cmの私と並んでも高い。何これぇ?リアコ天国?あ、地獄かな?あはは、もうどっちでもいい。もう半分死んでいるから。

以下、会話形式でお送りします。

※つっちーは王子様、私には15歳の少女が乗り移っています。

 

私「お願いしふぁす」

つ「はーい」

手を出して待ってるので、指を交互に絡ませてもらう

 

(心の声)

ファーファファーファー!!!!!

つらい、無理、死ぬ、早く救急車呼んで!

ボイファミさんの中にお医者さんはいらっしゃいませんかー?

見て、見て、お医者さん見て?

絡んでるの、YUBI、絡んでるの!!!

手を繋ぐだけで特別なことなのに、どういうこと??

指が絡んでるよー、ファーファー!

おかーさーん!

産んでくれてありがとー!

私、今、世界で一番幸せでーす!

 

(全然笑えず口角がピクピクしてる。指は震えてる。どうしよう、引きつってる…)

 

スタッフさん「撮りまーす」

 

自然と密着してしまう、殺す気かよ

肩がくっ付いてしまってるんですけど、殺す気かよ

 

つ「ありがとね〜(ニコニコ)」

私「あの、初めてなんれす」

つ「え?ほんと?」

顔がギュイーンと近付く

私「ふぉ!?」

つ「嬉しい!ありがと〜」

私「つっちーのことがすっごい好きで!好きで!」

つ「ほんとに〜!?じゃあまた来てよ?(国宝級のニコニコ)」

私「は、はい」

更に顔がギュイーンと近付いて思わず後ずさる

つ「絶対来てよ!」

私「は、は、はい来ます」

つ「絶対だよ?」

更に更に近付いてくるので怯える私

つ「絶対よ?」

私「はい!絶対来ます!」

つ「ありがとう!」

ハイタッチの手を差し出されるが、距離が近過ぎて圧に負けて立ち尽くす

つ「はい(ハイタッチ催促)」

私「(ハイタッチ)ありがとうございます」

つ「バイバーイ!」

 

ひったくり犯の様な逃げ方でその場を去った。何だあの近寄り方…。リアコが加速する。王子様がどんどん近寄ってきて、目をキラキラさせて「絶対来てよ!」と何度も言われる。おかげでつっちーの肌感や、色の白さ、ホクロまで確認出来たわ。恋人繋ぎしたり、迫られたり、忙しいんだけど。早足で出口に行ったら、準備中のゆうぴん(勇翔)と目が合って会釈された。美形が渋滞してるよ!!

 

飛び出した心臓を抱えながら、写真を確認した。自分の顔が酷い…。何じゃこりゃ?一切笑ってないし、怯えた猿みたいな顔してるし、ピースもぎこちないし、ブスじゃん!!ゆーちゃむの時より五割増のブス!!スマホ投げ捨ててやりたいわ!!恋人繋ぎがなんかリアル過ぎてこうなってしまったんだけど…。生まれて初めて異性と手を繋いだ人みたいになってしまった。私は精神年齢15歳(と周りから言われる)だから仕方ないのか…。

フォロワーさんと合流し、2回目のタリーズへ。写真を見せ合い、送り合い、ニヤニヤする最高の時間。フォロワーさんとは駅まで一緒に帰り、名残惜しく別れた。ぼっちじゃなかったからか、めちゃくちゃ楽しかった。おしっこ漏らしそうだったし、何なら少し漏らしてたかもしれないが、「楽しい!!!!!」と心の底から思えた。天国とはまさにこのこと。ボイメン楽しい!!!何なん、これ!!!

画像フォルダを開くと一番にツーショットが出てきて、心不全を起こしそうだったので景色の写真を撮っておいた。これはとあるフォロワーさんから教えて頂いた技だ。ショックを和らげるために。いきなり画像開いたらツーショットって死んじゃうでしょ。

 

推しが欠席なので、参加するかどうか迷ったボイザニア。でもそれが逆に良かったかな?おかげでゆーちゃむとつっちーという沼を見つけた。推し以外と貴重な体験が出来て、2推し3推しが決まった。初接触のゆーちゃむとつっちー。2人は対象的だった。ゆーちゃむは服が衣装ということもあり、「ボイメンの小林豊」だった。列が長いから早回しでやってるとこも、「仕事してるな」という感じで。あっという間だったもん。彼は、「ゆーちゃむ」というジャンルで生きる唯一無二の存在。次は握手行きたい。

つっちーは、私服+恋人繋ぎだったので「憧れの男性 土田拓海」という認識になってしまった。完全にそういう目でしか見れなくなった。長いジャニヲタ人生でも「リア恋枠」という概念が理解出来なかったが、ようやく現れたよ。私のリアコ、土田拓海。服装も設定も会話も、全てリアコ。こんな挙動不審な私に優しくしてくれるなんて。本田くんが欠席というハプニングで、私にリアコ枠が生まれる奇跡。

 

ツーショットを撮った後、恋人繋ぎした手をグイーンとアップにした。何度見ても指が絡んでる。死にそう。体も密着してるし、死にそう。私が死んだ時は棺にこのスマホを入れて欲しい。ゆーちゃむもグイーンした。食べたい。ぷりぷりしてる。美味しそう。これで白米いけるな?

 

結構端折ってしまいましたが、こんな感じでした。フォロワーさん達のおかげですっごい楽しかったです。会って頂いた方はもちろん、Twitterでも「頑張って!」とたくさんリプを頂きまして。その言葉に励まされて、踏み出すことができました。やっぱりヲタ活こそが私の選んだ道だと再確認しました。オタク同士でキャッキャウフフするのって、私にとってかけがいのないもので。

雑誌の写真にキャッキャウフフしてるんじゃなくて、ツーショットですよ。自分だけの、自分のスマホに向けられた、世界に一枚しかない写真ですよ。そんなどえらい宝物が存在してしまう魔界。幸せ過ぎてニヤニヤ止まりません。もうこの際、私の写りが微妙とかどうでもいい。

 

さー、次の目標は本田くんとのツーショットですね!私は追いかけたい性格なんです、愛されるより愛したい真剣で。目標や夢を早く手にすると、満足してしまって終わっちゃうんです。「あ、もういいや」ってシャッター下ろす。ファンサ貰ったら満足してヲタ活をお休みしてしまうタイプ。だから今日、本田くんが欠席だったのは、個人的には意味があると思っていて。ツーショット撮るまで頑張る。9月の本田ボイワはA.B.C-Zのライブと被ってて行けない。だから今年の目標は本田くんとツーショット!これで決まりだね。

 

ますますボイメンからハマってしまいました。もう抜けられないです。読んで頂きありがとうございました。

生粋のジャニヲタがボイメンのツーショット会という魔界に挑むドラマ〜決定から前日まで〜

今日はBOYS AND MEN(以下ボイメン)の「ボイザニア」というツーショット撮影会について書きます。

 

7月16日のリリイベでボイメン沼に落ちた。公式を眺めていると、「ボイザニア」というイベントが全国で開催されるらしいと知る。ボイザニア??それは何ザニア??公式には、

 

メンバーが将来なりたかった職業に変身しちゃいます!

 

と書いてある。ん?これはキッザニア的な?と頭の中はハテナだらけだった。詳細を見ると、何やらメンバーがコスプレしてツーショット撮影会を行うらしい。ツーショット?え?ツ、ツ、ツ、ツ、ツーショット!?ツーショット撮影会??ふぉん?メンバーと同じ画角に収まってしまうの??はい??

ジャニヲタの私には「握手会」はギリ理解出来ても、さすがに「ツーショット会」は未知中の未知。ジャニでツーショット会なんてやったら、命の危険が伴う。ガチで。警備員を大量放出しても、マナー違反がたくさん現れて裏に連れて行かれるだろう。

 

「ツーショット会」って文字を見れば何をするか分かるけど、インスタで検索することにした。ふぁふぁふんふんふぁー!?メンバーと手でハートを作って、体がくっ付くくらいの距離で同じ画角に収まってる。あ、そ、そういうイベント?へぇー。無理ですごめんなさい。本田くんと同じ画角に収まるなんて、私には出来ないです。ハードルが高すぎます、さようなら。諦めようとしたとき、とある会話が目に入ってきた。

 

「地方住みでツーショット撮れるなんて次いつか分かんないよね〜!しかも企画物だし」

 

そっか、これを逃したら私はいつツーショットを撮れるか分からないのか。明日死ぬかもしれないし(重い)しかも最新シングル「帆を上げろ!」のオリコンにも協力出来るのか。よし、参加しよう。さてさて、ボイザニア大阪の本田くんはどんな服装があるのかな…えっと…ん??

 

 

本田くん、ボイザニア大阪欠席でした。

 

 

ちょっと待ってよ。私の一連の流れを返してよ。この前の大阪リリイベも本田くん欠席だったし、いじめですか?推しが居ないなら普通は不参加になるだろうが、私はこの時点でDDになっていた。無敵。本田くんがダメなら誰にしよう。ん〜?顔とキャラが大好きなゆーちゃむ(小林豊くん)かな?初心者にも優しそう。ということでゆーちゃむのチケットを4時間かけてゲットした(アクセス集中しすぎてサーバーがダウンしてた)

そしてあと一人。ここ最近、私の心を掴んで離さないダークホース。つっちー(土田拓海くん)の私服スタイルも取った。これは「私服は恋人繋ぎで撮れます!」という公式とつっちーのブログに釣られたからだ。私がチケットを取った数分後につっちーは売り切れてしまった、危ない。しかしツーショット券を2枚取ってから気付いた。

 

何やってんの自分。

 

まだ握手会に1回行っただけのひよっこがツーショット?しかも恋人繋ぎ?死ぬ気?出会って数秒の男性アイドルと恋人繋ぎで写真撮るの?どの角度から考えても無理なんですけど。どんな強靭なハートを持ってるんだよ!

 

チケットを取ってから事の重大さに気付いてしまった私は、とりあえず身だしなみを整えようと美容院の予約をした。元々、8月に入ったら髪を切りに行こうとしてたからボイザニアに合わせたわけじゃないよ。偶然だよ。

私のお願いしてる美容師さんはピカイチの腕を持ってる。美容師さんに「耳かけショート」をオーダーした。どんな仕上がりになるだろう?と楽しみにしていたら、自分の予想より何cmも多く切られていた。髪の毛が無くなっている。美容師さんが絶賛するので何も言えなかったが、もう切りすぎた髪は戻ってこない。思ってたんと違う。

このヘアスタイルで人生初ツーショットを撮るということにショックを受けた。髪型は完璧にしたかったのに。絶望したがどうにもならないので、今度は服を買いに行くことにした。「好きな男性(アイドル)に会うための服選び」という最強なハッピーシチュエーションに胸躍りながら、上下揃えた。髪型隠しの為に帽子も買って、気持ちは少し上昇した。

 

美容院に行き、新しい服を買う。これはライブ前に良くやっている。しかしツーショット会となると「カメラ」が必要。私のスマホのカメラはとても性能が悪く、画質はぼやけてるし、3回に2回はピントが合わない。「イカレタ画質のカメラ」とあだ名が付いて、友達との笑いのネタになるくらいだ。笑いのネタにはなるが、こんなイカレタ画質で撮りたくない。

ということで機種変更に行った。ツーショット撮影会に向けて機種変するという徹底っぷりに自分でも驚いている。どんだけ〜。いや、前からスマホ変えようと思ってたから良いきっかけになりましたよ。スマホショップの店員さんにカメラの性質について聞きまくりました。

 

美容院にも行った、服も一式買った、機種変もした。髪型は帽子で隠す。完璧主義者の私にしては満足度高いぞ?と頷いていたのだが。今日、名古屋でひと足お先に行われたボイザニアの写真がTwitterのTLに流れてきた。それを見て、かなり「キャー!」となったけど…。私服+恋人繋ぎの写真で、全身が震え上がった。カップルじゃん?これ明日やるの?私が?私みたいなコミュ障が?田舎者が?これをやるの?リアコ枠のつっちーと?好きが日に日に増してるつっちーと?

 

んんんんん、無理だ。youtubeにツーショット会の様子が映っている動画があって、復習してたんだけど。流れとしてはスタッフさんにカメラ渡して、メンバーの元へ行き、ポースを指定してすぐにパシャリ。ちょっと待ってくれ。いきなりパシャリやんか。緊張ほぐすために事前にお話出来ないの?私、ゆーちゃむとつっちーがどんな接触や反応するか分からないんだけど…。急に「お願いします」って行くんかよ…。一瞬でパシャ!ってさ、無理だ…。

 

そもそも私は小さい頃から写真うつりが悪く、目が笑っていないと良く言われる。自分でも表情が硬いと思う。写真を撮られるのが好きじゃない。自分の写真を見て、何度落ち込んだことか。握手会であんなに緊張してた私が、ツーショットで笑えるわけない。写真が苦手なのだから。不安要素しかない、つらい。先程も書いたが完璧主義者なので、些細なことでも気になってしまう。何もかもがやばい(語彙力の低下)

 

実は水曜日の朝からお腹を壊している。すっごい辛い。多分ツーショットのプレッシャーだと思う。こんな体調で、クソ暑い中で移動したら汗が凄いだろう。ツーショット会ということは体臭すら感じ取れてしまう。汗臭かったらどうしよう。ハァー、考えれば考えるほど胃が痛い。気持ち悪くて吐きそう。愛しささえ一人じゃ抱えていても切ない。

 

さぁ、そんな私は明日(日付的には今日)どうなるでしょうか?Twitterにはお裾分け写真を載せる予定ですし、こちらにもレポを綴ります。本日も「どうしようやばい死ぬ」系のうだうだしたブログを読んで頂きありがとうございました。

 

会場で震えてるデカい女が居たら私です。

最後に一言だけ叫ばせてください。

 

 

本田くんとも撮りたかったよーーー!!!

6年前、白川公園で見かけた若者はBOYS AND MENだったのか?

こんにちは。

ジャニヲタ兼ボイメンファンのかほです。

今回は「もしかしたらボイメンに会っていたかもしれない」という(私的には)衝撃的なタイトルの記事を書きます。

 

2008年頃。初めて付き合った彼氏が、就職のため名古屋に引っ越しました。私は熊本に住んでいたので遠距離恋愛が始まりました。若かったし寂しかったので、土日や連休を利用して月一で名古屋の彼の元に会いに行っていました。彼の住んでいたところは栄のお隣、新栄という場所でした。自転車二人乗りでテレビ塔や白川公園に行ったことを今でも鮮明に覚えています。

 

名古屋に通い始めてしばらく経つと、土地勘も出てきて一人でどこでも行けるようになりました。ある日、彼氏と二人乗りで自転車を飛ばしていると、白川公園に若い男性が何人か集まっているのが見えました。何やらダンスみたいなものを練習していました。「何の集団だろう?」と気になりましたが、そのまま白川公園を通り過ぎて行きました。

 

翌日、彼氏が仕事で不在だったので名古屋の街をふらふらしていました。なんとなく白川公園に行くと、昨日見た集団がまた練習していました。今度はダンスではなく、何やら演劇をしています。「売れない劇団の人かな?」とアイスクリームを食べながらその様子を見ていました。暑い日に汗を流しながら首にタオルを巻いて真剣そのものの眼差しで練習していました。私は小学生から中学まで演劇部に入っていて、しかも部長までやっていたので単純に興味がありました。熊本ではそんな光景見たことないから、都会って夢があっていいなぁと思っていたら。

 

すると一人のイケメンな青年が「こんにちは〜」と話しかけてきました。

 

私「あ、こんにちは」

青年「興味あります?」

私「すみません、ずっと見てて」

青年「僕達ね、今度舞台やるんですよ。近くだから来てください!」

私「そうなんですか?すみません、私、名古屋の人間じゃないんです」

青年「え〜残念」

私「彼氏が名古屋に居るので会いに来てて」

青年「じゃあ、彼氏さんに宣伝してください!今日チラシ忘れちゃったけど、〇〇でやってるんで!」

私「分かりました〜」

 

もう7年くらい前なんで詳しいやり取りは忘れちゃったけど、こんな感じの話をしました。劇団の人なんだろうな〜と思ったけど、みんな若くてイケメンだったので「テニプリ的な舞台なのかな?」とその場を後にしました。彼氏に「白川公園で演劇の練習してる人が居た」と話したら、「AKBの名古屋版も出てきたし、ここらへんは芸能人が多いらしいよ。もしかしたら芸能人かもね」となんて言っていました。それからもテレビ塔の近くで同じような集団を何度か見かけました。彼氏が仕事を辞めたことにより、そのすぐ後に遠距離生活は終わりました。

それから時は経ち、ボイメンを知った時に初めて思ったことは「あの思い出の名古屋!」でした。懐かしいな〜、と。私が名古屋に行かなくなった時に入れ替わりで活動を始めたのか〜、惜しかったな〜って。あのまま彼氏が名古屋に居たら、もっと早く知れたのかなと。

 

そして最近ボイメン推し始めてから、とある事実が発覚します。「売れない時期は白川公園で練習していた」ということ。白川公園?あの白川公園よね?売れないとされる時期は、私が白川公園やテレビ塔でイケメン集団を見た時期と丸かぶりしています。「もしかしてアレってボイメンだったのか?まさかまさかそんな偶然が…」と動揺していたところに追い討ちで、タムタム(田村侑久くん)がチラシ配りの王子だと知ります。

 

「チラシ?チラシ配り?あの時、私に声を掛けてくれたのはタムタムなのか?確かにチラシがどうのこうの言ってたし!」と。覚えているのは、イケメンは背が高くてひょろい感じで茶髪だったこと。顔は全然覚えていない。でもタムタムでもおかしくないような…。

 

あの時、白川公園やテレビ塔付近で見かけた集団がボイメンなら、私は彼らの結成当時に出会っていることになりますね。好きになるきっかけやチャンスはたっぷり用意されてたんですね…。伏線は張り巡らされていたんです。ちなみに2016年のGW、博多どんたくにボイメンが出演しました。見に行く予定だったんだけど、その日は強風で1部中止になるくらいだったので止めたんです。私はずーっと前からボイメン沼に落ちる運命だったかもしれません。今度接触あったら本田くんに言おうっと!話しかけてくれた青年は100000%本田くんじゃないけどね!

ジャニーズしか知らない私がある日突然ボイメン沼に飛び込んだ話〜後編 握手会(追記あり)〜

後編です。

 

↓前編はこちらから。
ジャニーズしか知らない私がある日突然ボイメン沼に飛び込んだ話〜前編 きっかけ〜 - クレイジーピンクの育て方

 

関西のリリイベは兵庫と大阪で開催されるが、大阪は本田くん欠席のため、兵庫に行くことにした。軽い気持ちで参戦したのはいいのだが、右も左も何も分からない。何をどうすればいいか分からない。何が行われるかも分からない。そう、ジャニーズには「リリイベ」などほとんど存在しないし、「握手会」なんてやったら大パニックになるからだ。ジャニーズの担当グループA.B.C-Zも「ハイタッチ会」を行ったことはある。が、2月の真冬に雨の降る中で5時間並んで、ようやく順番が来たら流れるように終わった。自担と一言会話しただけ。一瞬だった。

その経験しかないので、握手会って何を喋ればいいの?アイドルに対して何を言うの?と、会場に着いた瞬間からパニックになった。人生のほとんどをジャニヲタとして歩んできたが、握手会に至っては全くの素人である。会場でうろちょろしていると、お昼の部の握手会が始まり、推しが目線の先に現れた。あまりの急すぎる展開に「ちょっと待って!」と、そこから逃げてしまった。

握手とは違う場所に列が出来ていたので、スタッフさんに聞いてみると夜の部の物販列だという。CD1枚買えば、握手券が1枚付いてくる。その列だった。とりあえずここに並んでおけば間違いないだろうと、炎天下のクソ暑い中、日傘も帽子もなく滝汗を流しながら待っていた。すると後ろの子が、「あ、勇翔だ」と言った。横を向くとメンバーの勇翔が握手会を終えて帰って行く。次につっちー(土田拓海くん)が歩いていた。

「え、待って。こんなに普通に歩いてるの?それなのに誰も騒がないの?ジャニーズだと暴動起こるよ?」とマナーの良さに震え上がっていた。次々とメンバーが通って行き、これは本田くんも通るんじゃね?と察すると心拍数がどんどん上がる。

 

そこへ本田くんがふらっと現れた。暑さに耐える私達を見て、「えらいことだで…」と呟いた。歩きながら「可哀想だけどどうしてあげることもできんわ」と心配しながら去って行った。

 

ば、ば、ば、爆イケ!!!!!

 

本田くんは想像以上に本田くんだった(日本語崩壊)物販列はただの通り道なので、誰も手を振らない。そこの歩き方は十人十色。ファンに話しかけながら歩く人や、あえて見ないようにする人。「タムタムの列に1回は並ぶんだよ?いい?並んでね!」と宣伝しながら歩くタムタム(田村侑久くん)にはびっくりしたが、ファンを純粋に心配する本田くんが見れたことに「神様ありがとう」と感謝するばかりだった。

 

☆追記部分☆

ミニライブが始まった。私は整番が良かったのでドセンの3列目。勇翔くんがジャジャーンとエアギターでステージに立った。何で勇翔くんだけ?と思っていたけど、そういうシステムになってんですね。そこからメンバー全員出てきた。この時までずっとスマホで動画を見ていたから、私のスマホから全員が飛び出してきた感じがした。みんなを見たいけど、残念ながら目は2つしかないのでとりあえず本田くんに焦点を絞る。

んあ…(本田くんが良く言う擬音)、なんじゃこりゃ?生で見る本田くんはスーパーハチャメチャミラクルウルトラド級に格好良いではないか!?開始1分で動悸が始まってしまい、救急車で運ばれる覚悟をした。

キラキラしてる。キラッキラ。眼力が強くて、殺傷能力高め。長めの前髪がこれがまた素晴らしくて、若干漏らしそうになったので歯を食いしばって何とか耐えた。あまりにも体に悪いぞ。

曲が2番に入り、本田くんの立ち位置が私の正面になった。んあ?んあ?位置的な問題で間違いなくこちらを見ている。私はまだ公式のペンライトを持っていないため、市販のものを振っていた。だからだろうか?本田くんが「んあ?」とこちらを見ていたような気がする(あくまでも、気がするだけ)自分が推しの視界に入ってると思うと、恥ずかしくて目を逸らしてしまった。直視出来ない。見たら死ぬ。握手会終わらずして死ぬわけには行かない。

 

2曲目のNAGOOOOOYA(←で合ってる?)でやっと全体を見れた。わぁ、めっちゃ楽しそう。それぞれが目を合わせてふざけたり、元の振り付けは知らないけれど凄く自由に踊っていた。わぁ、めっちゃ楽しそう(2回目)なんか、私まで楽しくなってきた。体の芯から「イエーーーーーイ!!」となってしまった。途中で身長順に1列に並ぶんだけど、一番前の本田くんが可愛くて可愛くて、他推しさんからも悲鳴が飛んでいた。最前列で騒ぐ他推しさんに「可愛い?可愛い?」と口パクで聞いていた。かわゆ。

3曲目の帆を上げろ!では私のボルテージもMAXになり、無敵状態であった。最後の最後、本田くんが歌詞を間違えて「しまった〜」と一人で呟いていた。ライブならではだな〜と思った。このミニライブが楽しすぎて、私はボイメン沼の目の前まで進んだ。入る準備は出来ている。

 

ミニライブが終わり、少し休憩を挟んでから握手会が始まった。緊張で吐きそうになり、徐々に顔色が悪くなる私。何を言うか決めていない。前の人達の様子を見ながら、流れを把握して行く。緊張がピークに達して、もう何もかもが良く分からない。当たって砕けるしかないな…。そう思った。

 

自分の番が来た、来てしまった。スマホの中でしか会ったことない本田くんが、私の目の前に来てしまった。本人の前に立ってしまった。恐れ多くも手を握らせてもらう。吐きそう。今、この時間、この空間の本田くんは私の為に存在しているのだ。失神してしまいそうだった。私は身長が高く本田くんと同じ170cmなので、目線が全く一緒。本田くんが私を見ている。キラキラした眼差し。恥ずかしい、死んでしまいたいと思いながら、言葉を発した。

 

私「は、初めて来ました(か細い声)」

本「俺の列に初めて来たってこと?」

私「いや…ぼ、ボイメンに…」

本「あ、そうなん?あ〜俺らももっと関西来なきゃね。あんまり来れとらんからさ。もっと来んと…」

 

な、なんか凄い喋ってくれる!!どんどん喋ってくれる!途中から意識遠くなって何言ってるのか分からない。けどすっごい喋ってくれる!本田剛文が語ってる!無言のままガン見していたら、

 

本「どこ住んどるの?」

 

と質問された。本田くんに質問された。やばい、話を広げてくれている。アイドル自ら会話に展開をもたらしてくれている。本田くんに質問されている。やばすぎる。

 

私「あ、お、大阪で…す…」

本「あ〜大阪か!明日(大阪リリイベ)俺が居らんもんでね」

 

残念な気持ちを顔で表していたら、スタッフさんに背中トントンされて終わった。「またね」と言うと、手を振ってくれる本田くん。手を振り返す自分がすげーぶりっ子で、内心「きもっ」と思う。本田くんの前では乙女であった。これを書いてる今でも吐き気するくらいに緊張した。CDを2枚買ったので、あと1回握手出来る。2回目は「今日から本田くんを応援します」と言おうと思った。

 

私「これから…えっと、応援してもいいですか?」

本「もっちろん!(超ド級キラキラ笑顔)」

 

死にたい…。こんな顔されるなんて死にたい。いっそここで死んだら私の人生、最高のエンディングだな?ん?そんなこと思ってたら沈黙になっちゃった!何か喋らなくては!と咄嗟に出た言葉が「名古屋に行きたいです」というありきたりなフレーズだった。

 

本「じゃあ目標を立てよう!8月中に1回は来ること!(指で1を作る)」

 

勝手に目標を立てられてしまった。しかも来月じゃないか。行けるわけない、と思ったのに本田くんからの提案がすごく嬉しかった。即答で「はい!」と答えた。町おこしお兄さんの誘惑にまんまと乗っかってしまった。「待っとるでね〜」と手を振ってくれる本田くん。あぁ、今すぐ死んでしまいたい。まだボイメン垢を作っていなかったので、ジャニ垢で散々騒いだがジャニヲタさんからの反応は薄かった(そりゃそうだ)

 

2回の握手が終わり、晩御飯食べて帰る予定だった。しかし今ならCDを追加して握手券をゲット出来る。また会いたい、また喋りたい。名古屋に遠征するつもりなかったのに、あんなことを言ってしまったことが心残りだった。嘘付いちゃったから、納得出来なかった。あと1080円出せば、また夢を見れる。幸せをお金で買える。でもこれを買ってしまえば見境が無くなる気がする。終わりが見えなくなる。

迷っていたら本田くんが目の前をニコニコと手を振りながら帰って行った。その笑顔を見たら、「まぁ、1回くらい追加してもいいよね」と物販列にまた並んでしまった。罠にハマったうさぎはちょろい。

 

3回目、割と前に並んだ。本田くんの右がゆーちゃむ、左が賢ちゃんだった。ゆーちゃむが鏡開き(一番前の人)に「暑かったね」と話しかけ、賢ちゃんが「涼しくなってきたね〜!」とファン1人1人に声を掛けていた。ゆーちゃむと賢ちゃんで「ね〜!」と言い合いが始まったが、本田くんは参加しなかった。ゆーちゃむに強引に「ね〜!」と振られたが、苦笑いしてスルーした。賢ちゃんが「やらないの?」みたいな顔をしてたら、全力で「ね〜!」と言った。何これ、こんなん見れるの。私の順番が来たけど、正直もう話すことがなかった。

 

私「また関西に来てくださいね」

本「うん。あ!名古屋にもなるべく早く来てよ?」

 

ん???覚えてくれてる???

私が何回も並んでること分かってくれてる?確実にそうだとは言えないが、私はこういう時だけポジティブで単純なので幸せな勘違いをさせてもらうことにした。名古屋に行きたいと言ったことを覚えてくれてるんだな、と。

 

私「はい、行きます!」

本「なるはやで!なるはやでな!」

 

と手を振り、私の握手会は終わった。その場に居るとまた追加しそうだったので急いで帰った。摂取カロリーが高過ぎて消費することが出来ず、帰宅してからようやく余韻に浸った。

恥ずかしかった。乙女な自分がとても恥ずかしかった。あの場所で私は「女」だった。とにかく恥ずかしい。どこを切り取っても恥ずかしい。と、同時に本田くんと時間を共有出来たことが嬉しい。気が付いたら名古屋までの交通手段を検索していた。意外と安かったので、8月中には行けないけれど、本田くんメインのイベントがあれば軽率に行くであろう。

 

こうして生粋のジャニヲタはボイメン沼に落ちた。というか自ら志願して飛び込んだ。端折ってしまったがミニライブもすごく良くて、また来たいと思えるものだった。ジャニーズは野外でミニライブなんてやらないのでね。新鮮だったよ。ちなみに、3回目は何を喋ったのか記憶飛んでるし、握手が両手だったかどうかも覚えていない。両手だった気もする。私は両手で握ったから。話すのに夢中でそんなん覚えない。30秒、夢みたいな時間をありがとう。

 

「好きなアイドルと握手する」という概念が無かった私には、全てが斬新過ぎた。ジャニーズは大きな会場で遠くから見つめるものであり、話せたり触れたりするものではない。握手会終わりにファンを横目に帰って行くのもびっくりだった。もし私が名古屋に住んでいて、通い続けたら認知も夢じゃないのでは?と思えた。

2017年7月16日、私はボイメンファンになることにした。FCも入るし、イベントには行く。まだ始まったばかりなのでこれからどうなるか分からないが、ただただ楽しい日々だ。この幸せが続きますように、と願っている。

ジャニーズしか知らない私がある日突然ボイメン沼に飛び込んだ話〜前編 きっかけ〜

はじめまして、「かほ」と言います。Twitterは@pinksugar1103です。

アイドルオタクにありがちなタイトルと内容のブログを書きます。ちなみにこれは担降りブログではありませんのであしからず。

 

幼少期からジャニヲタで、アイドルはジャニーズ以外興味ありませんでした。そんな私がBOYS AND MEN(通称ボイメン)を好きになりました。 Twitterで気持ちを綴ると非常に長くなるため、ブログに書くことになりました。Twitterでもかなり語ってますけどね。

 

さっきも書きましたが、私は物心ついた時からずーっとジャニヲタでした。アイドル=ジャニーズであり、好きな人=ジャニーズだったんです。ジャニヲタ培養された環境で生きてきました。ジャニーズ以外を好きになるなんて思いもせずに、ただまっしぐらにヲタ活をしてきたんです。ジャニーズに全てを捧げてきたんです(大袈裟)

遡れば1年半前、「白鳥麗子でございます!」がリメイクされることを知りました。小さい頃に白鳥麗子のドラマの再放送を見て、漫画も全巻集めたほどの大ファンだった私はドラマを録画予約しました。

そして第一話で秋本哲也役の水野勝くんに出会います。「イケメンだなぁ、俳優さんかな?」と思って調べると、どうやらBOYS AND MENという名古屋のグループのメンバーらしい。吉本役も哲也の同級生役もBOYS AND MENのメンバー。主題歌もBOYS AND MENだった。BOYS AND MEN、略してボイメン。ふーん、そんなグループが居たんだなぁという感じ。

 

ドラマが進むにつれてどんどんハマって行き、主題歌が個人的に大ヒット。youtubeでMVを見てみたら、メンバーが王子様みたいな白いスーツでワンカメで踊っていた。ジャニーズみたいな世界観は当然私の心を揺るがし、そのMVを数え切れないほど見まくって、音源も購入した。白鳥麗子が終わってからもボイメンが全国区のテレビに出る時は必ず録画して見ることにしていた。

私はこの時点でA.B.C-Zのオタクだった。その他もジャニーズWEST関ジャニ∞のファンもやっていて、完全にいっぱいいっぱいだった。身体も心もお金も脳みそも追いつかなかった。2016年6月、生まれ育った熊本から大阪に引っ越したことで忙しくなり、ボイメンどころではなくなった。

 

2017年4月、白鳥麗子が関西で再放送された。第一話だけ録画してなかったので、レコーダーに録画した。キスのカタチも放送していたので録画しておいた。しかしそれを見たのは6月だった。

久々に見た白鳥麗子はやっぱり最高だった。そこでまた熱が上がり、テレビ表でBOYS AND MENと検索するとゆーちゃむ(小林豊くん)が出演するフリップニュースが出てきた。よし!録画してみるか…と軽い感じで予約した。

フリップニュースを見たら、ゆーちゃむが可愛すぎて「何この子!」とびっくりしてしまった。すぐにyoutubeを開いて、小林豊で検索して動画を見漁った。可愛い、可愛いわ、この子。強烈ぶりっ子は好きじゃないけど、この子は許せる。調べてみたら28歳。アラサーなのね!「この子」だなんて言っちゃいけない年齢だった。しばらくゆーちゃむ漬けになっていた。

 

ゆーちゃむの動画を色々見ていると、関連動画に「5秒で答えて!本田剛文」と出てきた。「本田剛文?誰だっけ?あ〜あのピンクの可愛い子か」と思った。本田くんは小柄で童顔で歌声も幼くて、Hey! Say! JUMPの知念侑李くんみがあるなという印象。きっと性格も可愛いだろうし、グループでもキュートなポジションなんだろうと勝手にイメージしていた。昔は母性本能をくすぐるような可愛い&可愛い男性がとにかく好きだったけど、今は男らしい人がいいので本田くんにはハマらないだろうという先入観があったが動画を再生してみた。

 

5秒という短い制限時間内で色んな質問に答えていくという動画。再生早々、「ん?」と感じた。ぶりっ子かと思ってたけど、そんな要素は全くない。むしろその真逆で、チャキチャキした江戸っ子みたい。江戸っ子がべらんめえ口調でたくさん喋っている。他のメンバーが5秒で答えられず質問を飛ばしているのに、本田くんはスラスラと答えている。イメージと全然違って、男らしさと真面目さを感じた。

 

私の好きになる男性のタイプは、

黒髪 美形 好青年 真面目 誠実 上品

笑顔が幼くて真顔とギャップがある

私服がダサくてちょっと変

という鉄板の法則がある。

ジャニーズの推し(ジャニヲタは推しは自担=自分の担当と言います)も、それに全て当てはまる。 昔から変わらないのだ。美形で誠実なだけでは「推し」にならない。そんなのただのイケメンだから。「ちょっとちょっと!」と突っ込む隙がある人がいいのだ。私服がダサいとかね。

 

本田くんに興味を持った私はGoogleで「本田剛文」と検索してみた。すると、本田くんがボイメン加入時に個人でやっていたブログが引っかかった。18歳だった本田くんのブログ。どんな若者だったんだろうとページを開いた。

 

結論から言う。

ダサかった。

 

お世辞でもオシャレとは言えないハンチング帽を被り、眼鏡をかけて、近所のイオンで適当に買ったような服、訳分からん数珠。糸がほつれたタオルを首に巻いて、ぎこちない笑顔で自撮りしている。ポーズは決まってピース。若者がよくやっている手の甲を見せたピースではなく、普通のピース。一緒に写ってる他のメンバーはすでに仕上がっているのにも関わらず、本田くんは大学デビューすら果たしていない素朴な少年であった。

 

推せる…!本田くん、推せるよ!

 

一見ディスっているかのように捉えられてしまうかもしれないが、「ダサい」は悪口ではない。私の好みのタイプをもう一度見返して欲しい。「私服がダサい人」が好きなんだ、大好きなんだ。「ダサい」は私の中で最大の萌えポインツであり、褒め言葉なんだよ。本田くんのブログの写真を片っ端から保存した。

 

本田くん!推せる!大好きだ!

 

ボイメンの公式サイトをチェックすると、新曲発売に伴うリリースイベントが近々関西で開催されるらしい。すごい良いタイミングでファンになったな!行ってみるか!と、これまた軽い気持ちでリリースイベント、略してリリイベへの参戦を決めたのだった。